トップページへ

技術的な成果だけでない多くの事を学び、社会で活躍できる人材になってほしい

「技術」と「ビジネス」両輪を評価するDCONは高専生にとってまたとない経験になる

―DCON2021にご協賛いただいた理由についてお聞かせください。

AIなどの最新技術を実務に即した形で応用しながらビジネスの実現可能性を検討するというコンセプト、そして優秀な学生を育成、輩出していく姿勢に興味をもちました。

DCONへの協賛を通して、TDKを知っていただき、TDKの技術にも興味を持っていただきたい。そして社内の技術者の育成、最新技術への関心を高めたいと思い、協賛させていただきました。

―DCON 2021の内容や、今回の結果などを踏まえた感想をお聞かせください。。

技術だけでなく、ビジネスの実現性という両輪で評価することが、高専生にとって大変意義のあることだと思いました。今後も自由な発想で、AIの展開技術に関して斬新なアイデアと可能性を示して欲しいと考えています。

技術でアイデアを実現させ、そして「事業」として身近な社会課題の解決を目指す―。

そんな高専生たちの失敗を恐れず挑戦する姿を、これからも期待しています。

「AI関連技術」という新たな領域の発展に一つでも足跡を残せるように挑戦を

―貴社のAIを活用した事業や取り組みをご紹介ください。

TDKの事業は、コンデンサ、センサ、磁気ヘッド、電池などの多種多様な電子部品・電子デバイスに広がっています。


そして今、IoTやAIなどを活用したデジタル・トランスフォーメーション(DX)と、再生可能エネルギーの拡大などによるエネルギー・トランスフォーメーション(EX)という歴史的変革により、自動車、ICT(情報通信技術)、産業機器・エネルギーの分野で、電子部品・電子デバイスの重要性はかつてないほど高まっています。

このような新たな技術革新、社会創造の潮流の中で、TDKが考えるAIの活用は多岐にわたります。その一例が以下のようなものです。


・外観検査(製品の出荷時の外観異常の検査)への応用
・加工、検査条件の自動判定(レシピ作成)への応用
・新材料開発などへの応用の可能性
・自動機やロボット制御への応用
・製造プロセスの監視と予防、異常検出

弊社の高専出身者は、しっかりとした基礎学力と専門性を身に着けた実務・即戦力タイプの技術者と高く評価されています。特にDCONのような実務に展開可能な最新技術を身に着けた技術者たちが、開発、設計、製造の現場で活躍しています。

―高専生たちへエールをお願いします。

AI関連技術は、世界中の技術者が関心をもって開発、応用研究を進めている最も刺激的な領域です。そして今、皆さんはAI技術の応用に貢献できる、正に絶好の機会にいます。

お互いの知識やアイデアを持ち寄り、ディスカッションを通してこの新しい技術領域の発展に、何か一つでも足跡を残せるように挑戦ください。
そして、皆さんはこのコンテストを通して、学校では勉強できない事を経験できるはず。


技術的な成果だけでなく、チームワークやディスカッション等、多くの事を学び社会で活躍できる人材になることを期待しています。