技術を持った人材だけができる
実装力の高い提案を期待

株式会社丸井グループ
上席執行役員 経営企画部長 相田昭一氏(写真左)
経営企画部 新規事業開発担当課長 村林佳樹氏(写真右)

『将来世代』の未来を共に創る』の実現には
確かな技術に裏付けられた実装力が必要

――高専DCON 2022にご協賛いただいた理由についてお聞かせください。

「将来世代」と「技術」の掛け合わせに大きな期待をしているためです。
丸井グループは、ビジネスを通じて持続的な社会、地球環境を実現するために、Z世代を中心とした「『将来世代』の未来を共に創る』というインパクトを掲げています。その実現には成長領域であるWeb分野を中心に、確かな技術に裏付けられた実装力が必要だと考えております。

「将来世代」が「技術」を使ってビジネスの提案をするDCONは当社と非常に相性がいいと考え、初めて協賛をさせていただいております。

――現在、日本企業が競争力を高めていくなかで、既存事業に対するAI技術の利活用、または融合は不可欠なものとなりつつあります。そのような中で、高専生のような人材はどのようなことに貢献できるとお考えでしょうか?

「将来世代ならではの忖度のない自由な発想」を「確かな実装力で実現する」かたちでの貢献が出来ると考えております。今後消費の中心となり、忖度のない自由な発想ができる、という点だけでも将来世代の方々の提案には大いに価値があると思っていますが、プロトタイプが作れる、プロダクトが作れる、というのは技術を持った人材だけに出来る事です。実装力の高い提案に期待しています。

インパクトの大きいビジネス構想力と
それを支える実装力を磨いてほしい

――日本のものづくりに多大な貢献をしてきた高専人材ですが、御社にとって高専人材とはどのようなどのような人材であることを期待されていますか?

高専人材は、既成概念にとらわれない自由な発想と、実装力が両立した人材であると考えています。我々はB to Cのビジネスをしているので、消費者の生活が豊かになる、将来世代ならではのプロダクトやサービスの提案ができる人材であると期待しています。

――年々起業評価額や投資額の最高額が上がり、作品の水準も上がっています。DCON2022の参加チームや作品には、どのようなことを期待されていますか?

「実現可能」かつ「社会に対して大きなインパクトを与える」事業の提案に期待しています。
これまでの提案も非常にレベルが高いものが多かったと思いますが、更に高いレベルの提案が出ることに大きな期待を寄せています。

また、当社のクレジットカード会員様や、店舗に来るお客様のような一般消費者の方々が、日常生活で使われるようなサービスの提案にも期待しています。

――高専生へのエールや、学生の今だからこそ取り組んでほしいと思うことをお聞かせください。

今だからこそ、社会に与えるインパクトの大きいビジネス構想力、それを支える実装力に磨きをかけてほしいと考えています。今後起業されるのか、就職されるのかは人それぞれだとは思いますが、「技術に裏打ちされたビジネスを企画する力」は、どの進路に向かわれても役立つことと思います。

今回のプログラムを通じてその力を更に成長させ、社会に影響を与える素晴らしい人材になられることを期待しています。

© DCON 2022