DCON2025 大会概要・エントリー
大会概要
「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025(DCON2025)」は、高等専門学校の学生が日頃培った〈ものづくりの技術〉と〈ディープラーニング〉を活用した作品を制作し、生み出される〈事業性〉を企業評価額で競うコンテストです。
表彰・賞金
最優秀賞
- 1位
起業資金
100万円
- 2位
起業資金
50万円
- 3位
起業資金
30万円
そのほか大臣賞、企業賞
本選チームの所属学校に10万円
(AI/DL教育および起業家教育のための寄附金として)
エントリー期間
00 | 00 | 00 | 00 |
d. | hr. | min. | sec. |
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2024年7月1日(月) ~ 2024年10月2日(水) 13:00締切
応募資格
全国の国公私立高等専門学校に在籍する学生
※専攻科生を含む
※本コンテスト応募時点
1チーム
学生1-7名
+
指導教員1名
1チームにつき
複数作品のエントリー可
・チームリーダーは、本選時点に在籍している学生としてください。その他メンバーは、応募時点で在籍していれば、本選時点で卒業している方でも応募可能です。
・同一の学生が複数のチームで応募することはできません。
・複数校(複数キャンパスを含む)の学生による混成チームを認めます。ただし、メンバー全員、それぞれの所属校から指導教員をたててください。 また、本選出場した場合の寄附金はリーダーの所属校に贈られますのでご了承ください。
・チームメンバーの学生については、エントリー後でも変更(交代または1名〜7名の中での増減)を認めますが、指導教員の変更はできません。但し、指導教員については複数チームを掛け持ちしても構いません。
応募作品
ディープラーニングとハードウェアを組み合わせた作品で、事業性に富むもの。
一次審査では、書類選考のみのアイディアベースで構いませんが、本選までには展示デモンストレーションおよびプレゼンテーションができるレベルまで完成することが前提です。
エントリー方法
エントリーフォームにチームの情報など、必要事項を入力
作品概要については下記のDCON2025エントリーシートに記載してアップロード(ファイル形式:excel)
エントリーの受付は、10月2日(水)13:00 に終了しました
エントリーシート
エントリーシート例
エントリーシート例(DCON2024優勝チーム)
エントリーシート例(DCON2023優勝チーム)
エントリーシート例(DCON2022優勝チーム)
エントリーのポイント
・具体的な設計や方法まで記載しなくても大丈夫
・アイデアをシンプルに
・文字数は問いません
作品概要
応募予定の作品について、簡単な説明を記載してください。
作品の事業化について
解決したい社会課題を教えてください。
ディープラーニングの利用について
ディープラーニングの活用予定を教えてください。内容に変更があっても構いません。
ハードウェアの特徴
作成するハードウェアの特徴を教えてください。未着手、未完成でも構いません。
審査のポイント
作品コンセプト
作品が社会や企業にもたらす効果
実現可能性
ものづくり・ハードウェア
ソフトウエアだけでなく、ものづくり・ハードウェアに落とし込めているか
ディープラーニングの活用
アイデアにディープラーニングが使われているか、その活用のされ方
課題解決
テーマとした社会課題をどう解決するか
予想される効果が明記されているか
審査方法
本コンテストは一次審査・二次審査・本選の3段階で実施します。
一次審査
エントリーシートに基づいて書類審査を行います。
技術力だけではなく、事業性も審査し、合格したチームが二次審査へ進みます。
<審査基準>
複数の審査員が以下の項目についてYES/NOで審査。
プロトタイプ制作に進むことができると判断した作品は合格となり、2次審査に進むことができる。
■A.事業コンセプト
1. 事業がもたらす効果が明記されているか
2. 新規性、差別化ポイントが明記されているか、ユニークかどうか
3. 解決すべき社会課題ともたらされる効果予測を設定できてるか
■B.ものづくり
4. ハードウエア(工業的なものづくり)が含まれているか
(アプリ開発やシステム・ソフトウェア開発のみになっていないか)
5. 実現可能性があるか(技術、法務、コストなど)
■C.ディープラーニング
6. データをどのように取得するか明記されている(データ取得方法が現実的であること)
7. 作品にディープラーニングが用いられているか
(学習しないAIモデルでも社会のトレンドに合致していればOK)
8. ディープラーニングの活用が最適解であるか
(実現性があるか、具体的な機能イメージがあるか、活用方法に無理がないか)
二次審査
一次通過チームには、プロトタイプを制作していただきます。 DCON実行委員会事務局より制作に必要な、計算資源やプラットフォーム、制作費などの各種補助をいたします。
書類選考は事業経験豊富なメンターが担当し、面談進出チームが決まります。その後、2回の面談審査を経て、本選進出チームが決定いたします。
通過チームは最終審査会に向けて、メンターとプレゼンテーション資料の作成や準備をしていただきます。
本選
審査方法は、技術審査とプレゼンテーション審査です。
技術審査の評点と、プレゼンテーション審査を加味し、ベンチャーキャピタリスト審査員が決める企業評価額によって最優秀賞が決まります。
サポートプログラム
テーマ・課題の発見方法やディープラーニングの技術、活用方法など、本コンテストの作品づくりに役立つ教育プログラムを開催します。
エントリー・1次審査向け
オンライン説明会&質問会
DCON参加要項の説明と、過去出場チームへの質問ができる座談会を開催します。
以下、7月19日に開催した模様を動画で配信しています。
特別講義
スタートアップ界隈の第一線で活躍するDCONの起業家メンターやベンチャーキャピタルの審査員等「DCON講師陣」が各学校へ訪問し、DCON参加の面白さ・魅力・起業やものづくり・AIについて講義を行います。
AI実践ブートキャンプ
データサイエンスおよびディープラーニングの基礎から生成AIまで、プログラミング実習・コンペを交えながら、実践的に学ぶオンライン講義を行います。全国の学生1万人以上が学んだ東大・松尾研の大人気オンライン講義をアレンジし、高専生・教員向けに無料で提供します。また、DCONに役立つビジネス講義も行います。
課題発見・アイディア創出 オンラインワークショップ
社会課題の事例紹介、DCONで取り組むテーマ・課題探しの具体的な方法や、ディープラーニングの活用ポイントをを学び、DCONエントリーシートを作成できるアイディア出しの演習まで行います。
企業課題オンライン講義
DCONで取り組むテーマ・課題探しの参考とするため、企業が取り組む課題、ディープラーニング技術での解決方法について、協賛企業社員による講義を行います。
2次審査向け
資源提供
プロトタイプ制作に必要な資金(3万円)や計算資源や開発ツールなどを無償で提供しています。
企業名 | 資源の名称 | 資源の内容 | 資源の説明 |
---|---|---|---|
株式会社ABEJA | ABEJA Platform | AIモデル開発の体験プログラム | AI開発の基本的な流れを学べる学習用プログラムを提供します。 画像判別モデルの作成をゴールに、データの蓄積と管理、モデルのトレーニング、デプロイの一連の流れを学習いただけます。 |
株式会社FastLabel | FastLabel | アノテーションツール | 端末へのインストール不要で、画像や動画、テキスト、音声などのアノテーションをウェブ上からすぐに開始できます。コピー&ペーストなどホットキーによる作業効率化の機能が豊富に備わっており、YOLO、COCO、PascalVOC、VoTT、labelme 形式にも標準対応しています。 複数人・チームでのアノテーション作業が可能です。 |
日本ガイシ株式会社 | エナセラ(EnerCera) | 超薄型・小型リチウムイオン2次電池 | エナセラは超薄型・小型リチウムイオン二次電池です。特にパウチタイプは厚さ0.45㎜でありながら、BLEやLPWAなどの通信方式に対応できる高い出力を持ち、また高い安全性を有しており、ウェアラブルデバイスやIoTエッジデバイスの電源として最適です。 |
ライオン株式会社 | ①研究知見ヒアリング ②施設利用 | ・専門家へのヒアリング(ハミガキ、睡眠、肌ケア、習慣化など) ・明石でのディスカッションと施設利用(要相談) | ・アドバイザーを通じ、要望があれば弊社の専門家を紹介しアドバイスを行うことができます。(ハミガキ、睡眠、肌ケア、習慣化など) ・弊社の拠点である明石には工場とものづくりの研究室がので、そちらでのディスカッションや一部施設を利用することができます。(要相談) |
有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所 | Personal Tukubai for Academic (PT4A) & upx | Personal Tukubai for Academic (PT4A): エンタープライズ向けUNIXコマンド群 upx: データ・インテリジェンス・システム及びETLツール | PT4A: エンタープライズ向けのUNIXコマンド群である uspTukubai をパーソナル環境で動作させるためのパッケージであり、アカデミック分野のみなさまには無償でご利用いただけるようにしたバージョンです。 upx: テキストファイル、CSV、RDBなどからデータを取り込み、ローコードでデータの整形や分析・可視化が可能です。また、通知アラートや横断的な検索機能にも対応しています。 高専生へのメッセージ: 私たちのコマンドが皆さんのアイデアにどのように活かされるか、とても楽しみにしています。皆さんの情熱と努力が、素晴らしい成果につながることを心から応援しています。 |
ビジネスアドバイザー・テクニカルアドバイザー
プロトタイプ制作期間中、ものづくりやディープラーニングの実装方法の悩み、ビジネスプランの壁打ちなど、社会人アドバイザーへいつでもオンラインで相談できる場を用意しています。
本選向け
事業プランメンタリング
各チームにビジネス・スタートアップ界の第一線で活躍するメンターがつき、チームに対して事業プランの磨きこみを行うメンタリングを行います。
高専生向け!AI・DL学習コンテンツのご紹介 [#今こそ学ぼう]
DCON事務局では「#今こそ学ぼう」を合言葉に、高専生の皆様が自宅で取り組める教材・コンテンツやオンライン開催の学習イベントをご紹介しております。
ディープラーニングをはじめて学ぶ方をはじめ、資格取得を目指す方まで活用頂けるコンテンツが揃っておりますので、皆様の学習にお役立て頂ければ幸いです。